入れ墨ウォッチング
未分類 3月31日は銭湯の最終日。
午後5時40分、銭湯に立寄る。
最終日だといえ、お客が少ない。
今日も頭が逝かれた客を遭遇しなかった。
ああ、平和だ。
遭遇したら血管が浮き上がりながら、身体を洗っているだろう。
湯船に浸る。
幸せそうな顔をしながら、幸福感をかみしめる。
明日から湯船なしの風呂になるだろう。
サウナからモンモンを背負ってる奴が水風呂に入っている。
いつもの光景。
ここの銭湯は入れ墨オッケー。
モンモンを背負ってる奴は意外と礼儀正しい。
毎日見ているので、入れ墨は見飽きた。
入れ墨をウォッチングする。
高齢者になると入れ墨の色が褪せる。
小さい墨しか彫っていない奴は根性なし野郎と見ている。
漢字の入れ墨は珍しいけど「愛」とはなんだ?ヤクザ道か?
胸だけ彫っている入れ墨もいたが、北斗の拳のマンガにいたなそういうキャラ。
全身に彫っている入れ墨野郎もいたが、流石にヤバいと感じた。
顔まで入れている。
貴様は呪術師か?
まあ、明日から銭湯は廃業する。
ちなみに、銭湯で知り合った仲間はいない。
聞こえないからな。
もしも知り合っても仲間としては拒否するけどな。